新屋のまち
新屋は貝塚が発見されるほど古くから人が住んでいたようです。その後「河辺」と呼ばれ、雄物川を利用した水運で栄えていましたが、後に新屋と呼ばれるようになりました。現在でも秋田市内への南の玄関口として、交通の要所となっています。
ももさだ
ももさだとは「百三段」と書き、語源はアイヌ語の「モムサンドイ(川の尻の土地)」から来たとも言われています。
現在残る倉庫群は美大の工房施設として、また、市民ギャラリーや多目的ホール、工芸室などを備えたアトリエももさだが併設されています。ほかにもレストラン蔵詩(くらし)など、地域住民の方々に親しまれています。
新屋温泉
新屋市民の憩いの場。
木材店の社長が自らの意志で掘り進めついに「温泉を掘り当てた」という夢が詰まった温泉。天然秋田杉とヒバで造られた木造の浴場も圧巻。
泉質がやわらかく湯冷めしにくいのが特徴です。
日吉神社
生業発展・心身堅固を御神徳とする新屋の総鎮守で、現在、17柱の祭神が祀られています。
大森山動物園を擁す大森山を背負う自然環境に恵まれた地に鎮座し、緑の木漏れ日に包まれます。
5月25、26日には新屋の大イベント山王祭があり、6月第2日曜日にはこどものお祭り鹿嶋祭が行われます。
大森山動物園
遊園地もある市営の動物園。
大森山といえば動物園!といえるほど広大で動物の種類も多い。ふれあい広場など動物と積極的にふれあえる施設も備えています。
近くにキャンプ場もあり、レジャーを満喫できるスポット。
秋田公立美術大学
秋田市立工芸学校、秋田市立美術工芸専門学校、秋田公立美術工芸短期大学を経て、2013年に設置された東北唯一の公立美術大学。
アーツ&ルーツ専攻/ビジュアルアーツ専攻/ものづくりデザイン専攻/コミュニケーションデザイン専攻/景観デザイン専攻の五つの専攻がある。
新屋のまつり
新屋には古くから続いてきたおまつりと新しく生まれたおまつりがありますが、すべて新屋に関わる人々でつくられ運営されています。山王祭の神輿の担ぎ手や、鹿嶋祭の鹿嶋人形作りなどに参加することもできます。
山王祭
毎年5月25日と26日に行われるお祭り。表町通りが屋台で埋め尽くされます。26日には「エイサー」の威勢の良い掛け声と共に、日吉神社の神様を乗せた御神輿が女神輿、子供神輿と一緒に町内を巡ります。
鹿嶋祭
毎年6月第2日曜日に開催される、こども達の無病息災と成長を願うお祭り。22町内と秋田県立栗田養護学校が「鹿嶋舟」という舟の形をした山車を造り、各家から厄を背負った人形(鹿嶋人形)を乗せて神社でお祓いを受け、鹿嶋唄や太鼓、笛の音と共に町内を巡ります。
新屋竿燈会
秋田の竿燈祭にも出場する竿燈の名手たち。新屋の町のシンボルともいえる防砂の松と町章の百三段を合わせた「松に百三段」をつけた竿燈を高々と掲げ、名演技をみせてくれます。
あらや雪祭り
この雪まつりは、大川散歩道周辺の町内が主催となり、JR新屋駅から続く新屋大川散歩道、秋田公立美術大学キャンパスまでの約1キロを会場に、10年を超えて開催されています。
散歩道がミニかまくらでイルミネーションされます。町内の方からの甘酒の振る舞いや屋台、イベントもあり、冬の新屋をあたたかな光が包みます。