
未来まちづくるくるくるCAFE新年度の日程
4月9日 リレートーク
5月21日 カフェ
6月4日 カフェ
7月2日 カフェ
8月20日 カフェ
9月3日 中間報告会
10月1日 カフェ
11月5日 カフェ
12月3日 カフェ
1月14日 カフェ
2月4日 カフェ
3月4日 年度末報告会
秋田公立美術大学アトリエももさだ
13:00〜16:30
※Facebookのイベントページからも参加申し込みが可能です
10月1日のみらくるCAFE
今回のみらくるカフェは、前回の最終目標であった各チームの「宣言文」をつくることに費やしました。この「宣言」が今後の指標になることから、参加者のみなさんも現在の最重要項目として位置付けられていたこともあって、3時間ほどたっぷりと時間をとって作り上げました。
「宣言文」づくりはウンウン唸ることになるかもしれないことから、学生スタッフの齊藤さんと内記さんが考えたアイスブレイク表情伝言ゲームで開始しました。
三つの表情を伝言していきましたが見事伝わらず、伝えることの難しさと表情筋の運動の学びになりました。

1番目のしましゅんさんと最後の佗助さんによる答え合わせ。
いい表情で大間違い。
宣言文の作成ワークに入る前に、これまで参加者にお任せしていた各チームのこれまでの振り返りを、ファシリテーターの平元美沙緒さんと一緒に行いました。
折に触れて振り返ってみると、客観的に再考できたりしていいですね。

宣言文づくりに先んじて、チームが夢見る未来像やそのために必要だと考えること、自分たちが取り組むことを改めて考えなおしました。
チームができたときは「ワタコウで稼ぎネタを考える」だったチームが、これまでに二度の変遷を経て議題が「新屋の町家を残すためのじぇんこネタとは?」に変わりました。元々の想いが議題や目的、未来像に反映されたと思います。

■宣言文
美大やガラス工房たちとともににぎわいをつぐる
まぢぃや(町家)どがまぢぃの中(町の中)で
アートリレーションにより
モノ・ゴト・ヒドがつながるどこさなってくためにやってらった
そせばおらほのくらしど歴史をわかっておらがだでなんでもかんでもおもしぇごどできるどこがあらーず
もっどいえば
じぇんこネタをみづけてやるだめに
ときどきじぇんこもらってあそびにきてもらうど
やるびょん!
■目的
地域のくらし・歴史を感じられ自分たちで自由に何かできるわくわくすることを発想できる場をつくりたい!
■未来像
美大やガラス工房とともににぎわいを生む町家、町並みの中でアートリレーションにより、モノ・コト・ヒトがつながる地域になる。
■取り組むこと
稼ぎネタを見つけ実現する
各シーズン有料イベントなどを開催
例)カルチャースクール
花見酒、月見酒、雪見酒、駄菓子屋、映画上映会
「世代を超えた居場所づくり〜食を通じて〜」を議題としてスタートしたチームも、これまた二度の変遷を経て「みんなのまち」に変わりました。”みんなの”という難しいテーマに取り組もうとしています。

■宣言文
私たちは
「わけないためにわけあう」「わけあうためにわけない」世界を目指しています
なぜなら
私を助けてほしいからです
この目的を達成するために
ウィ〜ッス!と言い合える町にしていきます
具体的には
全住民が全住民を知り合うチャンスをつくる
「全町無名人図鑑」を編纂します
その第一歩として
ハイタッチデー運動に取り組みます
■目的
気軽に積極的に「私」が助けてもらい、そして「あなた」を助けるような町にしていくため。
■未来像
人種・世代・性別・趣向などで人を区別しない世界。そのような世界ために、各々が持っている資源を分け合うような社会。
■取り組むこと
全町民がウィ〜ッス!とフランクな挨拶を交わせるような町にしていくために、全住民が知り合える機会となる「全町無名人図鑑」を編纂する。またこの編纂するために、メンバーが全町的に気軽な関係を形成することを目指して全町にハイタッチ運動を展開していく。このハイタッチ運動は、全町民がフランクな挨拶を交わすきっかけになり、お互いを気軽に助けあう関係へとつなげ、「別けないために分けあい、分けあうために別けない」世界へ到達させる第一歩となる。
どんな未来を目指すために考え動くのかがはっきりしました!
次の大きな動きは12月18日までに、チームのコンセプトに合致する”何か”の実施です!!ほとんど時間がないので手持ちの資源を大いに活用することになります。
それもまた楽し、です。
次回のみらくるカフェは11月5日
いつものところでいつもの時間に
新たなお客さんもお待ちしています
9月3日のみらくる中間報告会
平成27年10月にオープンした未来まちづくるくるくるCAFE[みらくるカフェ]は、9月で1年が経ちました。そこで、これまでのみらくるカフェの参加者のみなさんが議題として選択した二つ「ワタコウで稼ぎネタを考える」と「世代を超えた居場所づくり」を中心に、中間報告をしてもらう回といたしました。
とはいえ、これまで話しあったなどことを報告してもらっても面白くないと考えて、議題の根本を掘り下げていったうえでの「議題」に到達しようと7月8 月と行ってきたワークの集大成を報告してもらう場としました。しかも、当日の前半まで掘り下げワークをしていましたので、できたてほやほやの熱い想いがこもったものが提示されました。

初めて来た人が困らないよう、ファシリテーターの平元さんからいつものように、「みらくるカフェとは」、「これまでの流れ」、「今からやること」、「この場のルール」などについて丁寧に説明がありました。
今回の前半のワークでは
①「議題(アジェンダ/トークテーマ)」文言の確定
②何のために考えるのか(目的を提示)
③目的を達成すると、どのような未来が訪れるのか(未来への視野を提示)
④このチームが取り組むことは何か(来る未来との関連を提示)
⑤チームメンバーのそれぞれの担当事項は何か(人材の確認)
これらのうちとくに①〜④を掘り下げてもらいました。

あとで紹介するワーク前のアイスブレイクの楽しさとは裏腹に、ここからとてつもない生みの苦しみが襲いかかってきます。深く掘り下げる=深く潜るということなので、息苦しくなっていくのは当然なのかもしれません。でも、苦しくなりながらも深く深く潜っていくことで、浮かび上がってくるときのその浮力や浮かび上がったときの爽快感は絶大です。また、その経験が自分たちのやることへの自信へとつながります。これはスポーツの練習にも似ていますね。
広く捉えた導きたい未来の姿と目の前の自分たちができること、これらをバラバラではなく全体として捉え直すきっかけになったのではないでしょうか。
ここで当初の予定を少し変えて、上記の①〜④を順に説明することで中間報告とすることにしました。
まだまだこれからだと、決意を新たにしつつの報告をお聞きください。
報告を聞いてどういうことを思ったか、感じたかということについてぺちゃくちゃしゃべってもらうバズセッションを入れ、思いついたアイデアや持っている情報の提供をお願いしました。アイデアや情報は、ふせんで報告時に使ったプレゼンシートにどんどん貼ってもらいました。


一組目のプレゼンシートとアイデア付箋






二組目のプレゼンシートとアイデア付箋





貼られたアイデアや情報について、ファシリテーターの齊藤さんから紹介がありました。そのあと、齊藤さんが気になったものをピックアップして、その付箋を貼ってくださった方に直接質問し、アイデアや情報に対する共通理解をもっと深めようという試みがなされました。

今回のみらくるカフェでは、参加者のみなさんにどのような気持ちの変化が現れたでしょうか。はじまりとおわりの気分を記録するれおにゃんカードを紹介して、今回のレポートを終わります。
9月3日のみらくるカフェは中間報告会
未来まちづくるくるくるCAFE[みらくるカフェ]では、参加者の方々が考えた議題をベースとして二つのチームができています。
9月3日のみらくるカフェは、これまでに考えてきたことの中間発会です。
◆ワタコウで稼ぐ
新屋の街道である表町通りには、いまもまだ秋田町家の特徴を色濃く残した建物があり、その一つが渡邉幸四郎邸です。地域の方々や秋田公立美術大学の学生たちによって様々な活用が検討されながら実施され、愛着を持ってワタコウと呼んでいます。
そのワタコウをこれからも維持し活用していくためには、これまで支えてきた人に加えてやっぱりお金も必要で、どうせならその場で稼いでいければいいのではないかとたてられた議題が「ワタコウで稼ぐ」です。
◆世代を越えた居場所づくり〜食を通じて〜
地域に増えていくお年寄り、地域の増やしたいこどもたち。これらをうまく結びつけ、お互いを支え合える関係をつくることができたら、お年寄りとこどもたちによって守り続けられる地域を形成することができるかもしれない。そのために、世代を越えて居ることができる場所を食を通じて考えていこうという議題が「世代を越えた居場所づくり〜食を通じて〜」です。
*これらの議題を土台としたチームは、メンバーを随時募集しています。
*まだチームに入っていなくても、もちろんご参加いただけます。
*新しいチームをつくることを目標とすることも可能です。
*無所属の方や新しく来られた方には、特別なプログラムをご用意しています。
8月20日のみらくるカフェ

今回のアイスブレイクは、「地元」と聞いて思い出す風景を1分で描いて説明するというもの
絵を持ってもらっているのがファシリテーターの平元美沙緒さん
7月の回で自分自身と地域の力(ちから)を知った参加者のみなさんには、それらを最大限に発揮できるとてもいい状態になっていることを想像して、夢見る世界でおこっているストーリーを持ってきていただきました。
その世界は本当に多様で、「お年寄りから恋愛のテクニックを伝授してもらう」というようなエピソードも描かれていたりして、とても楽しい世界が共有した参加者の中でイメージされていきました。

チーム内で共有された世界のストーリーを脳内で混ぜ合わせ、個人個人でモヤモヤとイメージを膨らませていただいたのち、いきなりその世界をA2サイズに表現するというワークをやってもらいました。上の写真は、あるチームの成果物。
最初の方は何をどうするか、こうするかと難しそうに話していたのですが、手が動き出すと工作の楽しさを思い出したのか、みなさんニコニコでどんどんそれぞれのイメージをベースの上に展開していく様子が見られました。

その様子は、色々細かく確認しながらの共同制作というよりは、共感しながら創作しているという感じが近いような気がします。
創作が終わったら少し休憩をとり、そのあとでそれぞれの創作物に名前をつけていただいて完成とさせていただきました。

